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霧です。
麓の家々は霧につつまれ、
まさに、
太乙近天都 連山到海隅
白雲回望合 青靄入看無
分野中峰變 陰晴衆壑殊
欲投何處宿 隔水問樵夫 (王維)
と、
山水画のような景色に、
数十年ぶりの感動があります。

しっとりと濡れて鮮やかな紅葉です。自然のままに野にある姿が実に美しい赤城の赤き木です。
野のモミジ
あるがままよと
赤き赤き

竹林は賢者たちが 酒と筆を手に、こうべを垂れ、
ゆらゆらと徘徊しているようです。

畑のブロッコリーが水玉をきらめかせ、幸せそうです。

コテージにも静かに霧が忍び寄ります。新鮮なオゾンが身体にしみこみ、光は青く、惑い、 幻想的です。

灯をともし、薪で暖をとり、ピーナッツと塩漬けのハクサイをほおばり、里山人にイノシシやスズメバチやミツバチやの自然の話を聴きます。シカ、クマ、ノネズミ、タマムシ‥枚挙にいとまがありません。

朝、昨日の霧、雨、風が嘘のよう。周辺は明るい大量の雑木の落ち葉を羽織り、

すっかり、冬支度です。虫たちもそこにもぐりこめばさぞかし温かいことでしょう。天然の温床です。朝食のおにぎりがとても嬉しいのです。

赤城山です。

畑の隅っこに座り、鳥の鳴き声を録音しながら、色づいた山を描きたいところですが、そうもいかず、写真にします。

写真を撮ると、スケッチした気分になってしまうのですが、やむをえません。

日あたりの良い所で手作りの箱に野生の日本ミツバチを養っています。孟宗竹林に生えていた桐の木に巣くっていたそうです。この蜂蜜はさぞかし美味なことでしょう。ね。

小さいです。かわいいです。いかにも「日本」ミツバチって感じです。

イヌノフグリでしょうか?外来植物のオオイヌノフグリでしょうか?在来のイヌノフグリであってほしいなあ。星のように青く咲いています。

小麦の苗が植えられたばかりです。その成長が楽しみです。次に来るのは来年の春になるかしら?
ではまたぁ~。

Akagi
★
11月13日
熊本、天明では稲刈りが終わり、内庭に自家用の餅米が干してありました。

菜園には新米のもみ殻がどさっと置いてあります。

ネギの苗の周りにまいてもあります。肥料にしているのでしょうか。虫よけでしょうか。ここでスズメの賑やかな鳴声を1時間ぶんPCM録音しました。

倉庫には収穫して籾摺りしたお米が袋詰めされて積んであります。

家の裏の田ではもみ殻を燃やしています。きっと良いカリ肥料になるのでしょうね。

この中で素焼きの器ができるのではないでしょうか。

庭のクスノキがのびのびと大きく育っています。

とり壊さずに移築した昔の家の広間です。お義母さんが踊りの稽古場にしています。松が一本、枯れていました。

入口から見える外の景色です。

七七日忌にお義父さんを偲びました。
★
10月25日
畑の白菜が健康に育っています。バッタが2匹、何をしているのでしょうか。

雲の端が稲妻にようにギザギザに輝いています。空気は澄んで爽やかです。

道端のアザミにテングチョウがとまっています。花の蜜をいっぱい吸って越冬の準備をしているのです。

山小屋に戻り、薪を作ります。もう夜は寒くなりましたから。

10月26日
山腹に雲の影がまだらに映っています。群れてじっとしています。

畑から見える山の上に噴煙のような雲がたなびいています。コオロギが鳴いています。ときどき車の通り過ぎる音がします。静かです。

柿の実が色づいて枝にぶら下がっています。渋柿でしょうね。下にはサワガニの住む小さな沢があります。ときどき風が吹き抜け、木々が騒ぎます。

いろんな鳥の声が聞こえます。オナガ、ヒヨドリ、スズメ、キジ、他多数。時々は鹿が鳴きます。青空にトンビがゆうゆうと浮かんでいます。いいなあ。


マリーゴールドの花が満開です。虫喰いの跡が見えません。この花は虫よけと聞いていますから、畑にいっぱい植えれば良いのになあと思ったりします。雑草は生えなくなるし、虫も来ないし、この花を素敵だなと感じるのは人それぞれですが、一石三鳥です。花畑の野菜畑です。でもそれが全国的に普及していないのは、それほど防虫効果はないからなんでしょう。あるいはこの花は一年草だから作付けが面倒なのだからでしょうか。

キャベツ、ハクサイ、ホウレンソウ、ネギ、サトイモなどの野菜を収穫しています。とりたての野菜は茹でるだけで甘くておいしいのです。野菜ばかり食べているとベジタリアンかと誤解されたりします。それでもいいんですけれど、無性にお米にお醤油をかけて食べたくなったり、梅干しのおにぎりが食べたくなったりします。

美しい日没です。みるみる落ちていきます。つるべ落としです。

でもまだ日の光はしばらく楽しめます。こんな絵はどんな天才画家でも描けません。もしかすると神様もね。自然はこんなきれいな景色を何事も無かったかのように、いとも簡単に表現します。実に大したものです。

明日もこんな良い天気なのかなあ。

夜になると、町に明りが広がります。あんまり美しいとは思いません。そこに住む人たちは満天の星を見ることができないのです。もちろん流れ星もね。

10月27日
朝、クヌギ、コナラの雑木林を歩いていると、葉っぱが二枚ひらひらと目の前に舞いおりてきました。

詩が浮かびました。
明日の夜も
あなたとならば どこまでも
舞い落つ木の葉を
追う木の葉
なんてね。

この3日間で約5時間の簡単 PCM 録音をしました。思い出に1枚のCDを作ろうと思っています。題は「TOMORROW」にしようかなあと思っています。
★
ちっぽけ
この家の表と裏の2か所で住宅の建設中で、電動ノコギリや電動ドリルやハンマーの音や金属のぶつかる音や笑い声もにぎやかに、朝早くから日が暮れてまでも、数名の若者が一生懸命に働いています。きっと立派な建物ができることでしょう。生きるに足る報酬をいただけるのだろうな、手に職があるっていいなあと思います。
それに比べると、私はなんとちっぽけな労働をしているのだろうかと、これをヒガミというのだろうか思いながら、昨日と今日とで幅55×奥行き50×高35㎜の万成石の小さな作品を手作りしました。これを作品というにはおこがましいのですが、作品には違いないよなあと、しかし、私はこれまでこんな小さな万成石で作られたものを見たことはないよなあ~と、こういうのを唯一無二というのだろうかと思ったりして、どこかしら自負心を抱きつつ満足でした。

mannnari
おつり 2
だから、
お小遣いが無くなってしまったことを、
おじいちゃんに言うと、
1000円渡され、2箱買うようにと、
そして、
おつりは120円だから、
20円を白い箱に入れて、
100円はお小遣いにしなさいと言われました。
ぼくは嬉しかったんですが、
その100円がとても大切なものに思えて、
大事に使わなくっちゃぁと思いました。
良い天気
今日はとても良い天気です。
洗濯物を干していると、
隣家の大きな月桂樹のまわりを、2匹のアオスジアゲハが飛びかっていました。卵を産み付けているに違いありません。月桂樹はクスノキ科ですから、去年、卵を確認したのですから、
あながち間違いではないでしょう。
写真を撮ろうとカメラをとりに行き、戻ると、もう、その姿はありませんでした。残念!
再び、洗濯物を干しながら、
「きっと、今度、洗濯物を干す時に良い写真が撮れるよ」って、得意の自己暗示をかけておきました。
ツクツクボウシが「つくづく奉仕」って鳴いていました。

月桂樹
★
山
手を止めると、蝉の声が聞こえます。
蜻蛉や蝶や蜂が飛んでいます。鳥も飛んでいます。大きな蛇が目の前を通り過ぎたりもします。

休日
日曜日には私しかいません。
何を見ようと、何をしようと、何を思おうと私の自由です。
広く深い空気に抱かれ‥何という贅沢でしょうか。

雲
切り出されたばかりの桃色の石に腰かけ、強く太い日ざしを快く感じたりして、遠くに浮かぶ雲の生長などながめ、
「君思うゆえに我ある」 なんて哲学したりします。

削
再び、背後の大きな扇風機のスイッチを入れ、グラインダーのスイッチを入れ、石を削りはじめると、グラインダーが石を削る音しか聞こえず、削られた表面の変化しか見えず、指のしびれと腕の疲れより他、何も感じません。
だから、コヤスケやノミやビシャンを使う時は、機械から解放されて、ほっとします。

留め石
万成石の石切り場で、7月 26、27、28、30、31、8月 1、2、4、の8日間、朝8時から12時までと昼1時から夕5時まで、石彫?三昧でした。
片手で持てるほどの小品8点と、両手で持てるほどのもの2点を下作りしました。
最終日、少し時間が余ったから「留め石」を作りました。

8月8日にそれらが荻窪に宅配で届き、それからは、研磨、研磨、手磨きの毎日です。
カメラを持って行くのを忘れてしまったから、写真は浮田さんのカメラを使って撮りました。
★

暗闇に まぶしき夏の 善光寺
07/09 善光寺
おつり 1
撲のおじいちゃんは煙草を吸います。
「身体に悪いから、止めたほうがいいよ」って言うのですが、聞く耳がありません。
今日もおじいちゃんに500円玉をわたされ、近くの酒屋に煙草を買いに行きました。煙草はマルボロ・ライト・ソフトケースで、440円です。ですから、おつりは60円‥のはずですが、4月になってから、そのおつりはお店の備え付けの白い箱に入れるように言われました。それまではおつりの60円は僕のお駄賃だったのに、です。
白い箱は「東日本大震災の義援金」なんだそうです。
いつ、その白い箱は無くなるのかなぁ。
早くその白い箱が無くなってほしいです。
自己暗示力
あたたかく気持ちの良い日だまりで、洗濯物を干している時など、「自己暗示力」あるいは「自己暗示能力」について考えたりします。
「思いこみ力」とも言いかえられそう‥
「勘ちがい力」に近いかもしれない‥
「自己陶酔力」にも似ているけれど、
それほど自己中心的ではなさそう‥
「予知能力」にも似ているけれど、
それほど確実ではなさそう‥
あたたかく気持ちの良い日だまりで、洗濯物を干している時など、「いずれはそうなるに決まっているのだから‥」と自己暗示をかけます。
「いずれ」って「いつか」は、秘密ですが、「そうなる」って「どうなる」のかも、秘密ですが、洗濯物を干すたびに、
「自己暗示力」が増しているように思うのです。
何しよう
誰もいない部屋に、
寝ぼけまなこで、
今日は何しようかなぁ~と、
紅茶をすすりながら、
思ったり、考えたりします。
とりあえず、洗濯物を干そう。
そうしよう。
根
ね !

楽園に 一句「ね!」と詠む 桃の頃
2011/04/14 後楽園
2011.01.26
梅

咲いたぁ~より
もうすぐ咲くよぉ~の 梅が好き ♪
2011/01/26 bud